わが国の国語教育専門誌で最も多く読まれている「教育科学国語教育」(明治図書出版)において2025年4月号から1年間、小林康宏教授の論考が連載されます。年間のテーマは『「言葉による見方・考え方」を働かせる学習課題』です。この連載は小林教授が理論編を担当し、小学校1学年から中学校3学年まで合わせて9名の、各学年の指導のエキスパートの先生方が実践編を担当する大型企画です「見方・考え方」は現行学習指導要領でも「深い学び」の核と位置付けられています。が、一方で国語科の授業の中に位置づけることが必ずしも円滑に進んでいるとは言えないという課題を抱える現状において、本連載がその突破口となることが期待されます。小林教授の4月号のテーマは『言葉による見方・考え方とは』です。なぜ「言葉による見方・考え方」が必要なのかについて端的に述べられています。なお、実践編を執筆される方々は全員和歌山県内の小中学校の先生方です。さらにそのうち4名は本学のわかやま子ども学総合研究センター特別研究会員の先生方です。和歌山の力、信愛の力が、わが国の国語科教育を一歩前に動かしていくことでしょう。