2024年10月5日(土)、原 康行 准教授が御坊市 「公立保育所•幼稚園 合同研修会」で、「多様性を受け入れ、すべての子どもが成長する保育」と題し講演を行い、市内の保育士、幼稚園教諭、約50人が参加しました。保育所、幼稚園には、障害のある子どもだけでなく、少し引っ込み思案な子ども、日本語を話せない外国につながりのある子ども、貧困家庭の子ども、多様な支援ニーズのある子どもがいることを確認しました。みんなが同じではなく、多様であることを前提として、個々に支援する前に、すべての子どもにとって、わかりやすく、めいっぱい活動する保育を目指すことの重要性を話しました。一つの価値観で子どもを評価し、保育を進めるのではなく、子どもの多様性を認め、受け入れていく保育の様子を、原准教授の研究協力園の取り組みから学びました。
最後に、原准教授は「保育所には、多様な子どもを受け入れ、寄り添ってきた歴史があります。特別支援が進む一方で、逆にそのような寛容さが失われていないだろうか。」と問いかけました。
(写真: 日高新報社 提供)