2024年9月26日(木)、「特別支援教育•保育Ⅱ(担当:原康行 准教授)」の学外講義として、3年幼保コース学生が「和歌山さくら支援学校(溝端英二 校長)」を訪問しました。将来、担当する子どもたちの就学先の一つである「特別支援学校」の教育や指導・支援方法の実際を学びました。
学校紹介をいただき、授業見学の後、教頭先生お二人とともに、まとめの学習を行いました。
参加学生から、「先生方が、子ども一人ひとりを大切にし、個に応じた指導が行われていることを学びました。教員全体で統一し大事にされていることはありますか?」と質問が出されました。
教頭先生からは、「私たちは、どんな場面でも『子どもを否定しない』教育、学校を目指しています。廊下を走らないではなく、ゆっくり歩きますと声をかけます。注意や否定で子どもを育てるのではない、それが教員全員で目指す教育のあり方です。」と話されました。
教頭先生のお言葉そのものを、実際の指導から感じ取っていた学生たちは、子どもたちと関わる上でとても大切なことを学ばせていただいた様子でした。
(和歌山さくら支援学校は、本学 原康行 准教授とともに、授業改善の取り組みを進めています。)
教頭先生から、「学校紹介の前に、もう一度、今日の見学のねらいを自身で確認しましょう、そして友だちと共有しましょう」とお話がありました。この活動により、改めて自分たちの今日の学びについて深く考え、見学がスタートできました。
2グループに分かれ、肢体不自由学級、知的障害学級、自立活動の指導等の様子を見学しました。教頭先生は、各棟の見学後「今の見学で気になったこと、疑問はありますか? 質問どうぞ。」と声をかけてくださり、学生からは、率直な意見や質問が多く出されました。
「特別支援教育•保育Ⅱ」卒業必修科目
担当教員 原 康行 准教授
学外講義支援教員 八代 健志 准教授 前島 美保 助教